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とと姉ちゃんに登場したカフェーって何? [NHK]

7月18日からの週で常子の友達「あや」が働いていたところです。実際の店内は結局、描かれませんでした。


朝ドラは小さい子供も親と見るだろうから配慮があったのかなと思います。本当はカフェーでなく別のを舞台としたいけど、それもR指定になるのでやめたのでしょうか?


カフェーっていったいなんだろう?昼間も営業している夜の飲食店ではと思います。コーヒーを飲みつつ、いったいどんな話を女給とするんでしょうか?昼間から?カフェで思い浮かべるのはパリ。お昼ご飯を食べたり、お茶をしたり、文学者が集うサロンだったりもしたようです。今もそうです。


7月22日に放送の「ドキュメント72時間」名古屋の夜9時まで開いている喫茶店。これとも違うかな。


日本では違う形態です。


以前、NHKで放送されたドラマ「夫婦善哉」では描かれていました。なにしろ主人公が経営していたので・・・


こういう形態のお店は戦後に出てきたものではなく戦前からありました。九鬼周三という人のエッセイに「カフェーとダンス」(昭和4年)があります。京都のカフェーのことについて述べてあります。当時は京都で風紀上、問題になっていたそうです。5,000人ぐらい女給がいたよう。討伐しようという空気になってたみたい。


九鬼いわく「我が国の家庭生活では、異性間の通路は今もってほとんど妨止されていると言っても差し支えない」そうです。京都哲学選書第30巻九鬼周三。「エッセイ・文学概論」燈影舎2003年。P.21より


カフェー賛成とまではいかなくてもこのような理由より擁護しています。当時は自由恋愛できない時代、出会う場所がないのでそんな場所としても必要ということのようです。


また茶屋、待合もあるじゃないか!とも言っています。最終的に和VS洋で議論を展開。つまりカフェーは洋風茶屋なのです。


でも女性の側は朝ドラでも描かれているように自ら積極的にすすんで働きたいと思っていたわけでもないです。出会いの場所であるという意見も男性側からだけの意見すぎると思います。ドラマ、映画、小説等の物語では描かれるべき定番なのかもしれないけど、国は最低ラインで生活せざるを得なくなった場合のセーフティーネットをいつの時代にあってももう少し考えてほしいものです。



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